9周年記念討論会に参加を!

 

 7月1日(土)

      午後1:30~4:00

  岐阜市文化センター 展示室

  テーマ「大学の軍事研究

    ほんとにいいの?」

 講師:池内 了さん

   (名古屋大学名誉教授) 

   *詳細は右欄のチラシ

主宰者(吉田千秋)の挨拶

こんにちは、吉田千秋です。

岐阜の地で、「哲学カフェばやり」の前から、皆さんの要望に応えて開設し、はや8年になりました。名古屋の地での哲学セミナーが40年度を迎えたこととあわせて、個人的にもたいへん喜んでおります。これも皆さんのご支援・協力の賜物で、今年1月から第15期が始まり、1月には第92回例会を行うことができました。

いま日本はさまざまな問題を抱え、歴史的には大きな分岐点に立っていると思います。焦眉の問題は、憲法の平和主義が根底から崩され、再び戦争をするようになるのか、それともこれを阻止して、世界の宝でもある憲法9条を生かす道を歩むのかです。さらに、原発を再稼働させるのかどうか、沖縄に新基地を作らせるのかどうか、貧困格差をなくす方向に行くのか、より拡大させるのかなど、いっぱいあります。

 このいまの状況でもっとも不足しているのが、私たちの討論、対話だと思います。なぜなら、異なった考え、異なった文化・価値観の人たちが、互いに相手を尊重してよりよきものを発見していく、この努力なくして世の中の前進も、個々人の成長もないからです。

 この哲学カフェという場は、ささやかな空間ですが、この時代の要請にちょっとでも応えられたら幸いです。多くの人がつどい、わいわいガヤガヤ、まじめにかつ楽しくやりましょう。 

      2016年1月

 

  

    新年のはじめに 「やはり知ることからはじめよう」
 一昨年から昨年にかけて、予想もしなかったこと、というより知らなかったことがいくつもありました。未知でもあり、無知でもあることどもです。
 この哲学カフェで扱ったイスラム教・ムスリム(イスラム教徒)もその一つです。きっかけはIS(「イスラム国」)という、イラクのスンニ派武装組織の跋扈です。この集団は結局二人の日本人を殺害しましたが、日本の人びとにとっては、イスラム教はまったくといっていいほど知られていなかったので、いろんな誤解、偏見が生まれました。
 そこで哲学カフェでは、特別例会で久保田弘文さんを招いて、イラクでのISとの最前線や難民基地の状況を報告していただいた。さらに、別の例会で、岐阜市内のイスラム教徒の人に来て頂いて、話していただいた。その中で、イスラムとはどういう宗教なのかを知り、ISの残虐性はイスラムの教義(クアラーン)に反していること、岐阜市地域でイスラム教徒は400名ほど居住しておられることなど、いろいろ知ることができ、岐阜大学近くのモスクでの交流会にも参加しました。その結果、私たちは多くのことを知り、誤解も解けたが、宗教の壁の強さもあらためて知ることにもなりました。
 私たちはそれぞれ知っていることは限られている。場合によっては間違ったこと、誤解を「知っている」。哲学カフェでのさまざまな出会いによって得られるのは、いろいろ知ることによって、誤った知を訂正しながら、狭い知から広い知へ、浅い知から深い知へ、たんなる理論知(博識知)から生きた実践知、さらに単独知から協同知への道だと思います。
 今年も、まずは知ることからはじましょう。わいわいガヤガヤ話し合いながら。
               主宰  吉田千秋 (元岐阜大学教授・哲学)

 

 

         主宰(吉田千秋) プロフィール

 

  1943年1月 大阪市生まれ
  京都大学文学部哲学科卒業
  名古屋大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)単位修得退学

  元岐阜大学教授(地域科学部・哲学担当、学部長)

  名古屋大学、岐阜県立看護大学、平成短期大学等非常勤講師

 

  「名古屋哲学セミナー」常任講師 (41年目)
  「哲学カフェ de ぎふ」 主宰(8年目)
  「岐阜県平和美術展実行委員会」会長
  「岐阜・九条の会」代表世話人
  「九条の会・岐阜県連絡会」世話人代表  など

 

   <著書> 『もう一つの価値観』(青木書店)
        『平和への希い』(生活思想社)
                『転形期の思想』(梓出版・共著)
                『文化と風土の諸相』(文理閣・共著)
                『自由主義 』(大月書店 大月書店 大月書店 大月書店 ・共訳 ) ほか